お年玉付き年賀状

いつも森の家ブログをご覧いただきありがとうございます(^^)
新年になり早くも2週間以上経っています。
年々早く感じるようになっているのですが皆様はいかがでしょうか?

先日、お年玉付き年賀状の当選番号が発表されました。
と、ここで年賀状だけなぜ宝くじのようなものがついているんだろう...と思い
色々調べてみたので良かったら最後までお付き合いお願い致します!

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いつからはじまった?
お年玉付クジが年賀状についているのが当たり前になっています。
いつから始まったのでしょう?
それは今から73年前の1950年のお正月から始まったようです。

その仕掛けを考えついたのは当時の郵政省ではなく、
京都に住み大阪の心斎橋で仕立屋を経営していた当時42歳の「林正治さん」。
仕立屋をしながらアマチュア画家クラブの京都幹事長も務めるなど、広い人脈を持った方です。

戦後の1948年、第二次世界大戦中に郵便局での取扱いが中止されていた年賀状が8年ぶりに再開されました。
しかし終戦後の混乱期、散り散りになったまま消息のつかめない人も多く、社会不安の中、郵便の理由は低調だったようです。
そんな時林さんは思いつきました。
(!)

年賀状交換が前のように盛んになれば、お互いの無事を確かめ合えるし、励まし合える!
年賀状にお年玉くじをつけて寄付金を加えれば、夢もあるし社会福祉に繋がるのではないか!

(なんて林さんは立派なんだろう...!)

考案してから実現まで色々な障害があったようです。
しかし林さんは諦めません。
食べるものにも困った時代にクジなんて。そんな状態じゃないでしょう。
と郵政省の意見もごもっともです。
試行錯誤しながらも、約半年間の交渉中に事態は急転します。
林さんのご友人が当時の郵政事務次官と面識があり紹介してもらったところ、
「お年玉付き年賀状があったら世の中の人は喜ぶよね」と5分で実現が決定。
林さんの想いが届きました!(やった!)
これがお年玉付き年賀状誕生の瞬間です。

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最初の賞品は?
林さんの想いが届いたお年玉付き年賀状。
最初の景品が気になります。
その内容は...

特等 ミシン 
1等 純毛洋服地
2等 学童用グラブ
3等 学童用コウモリ傘
4等 はがき入れ
5等 便箋
6等 切手シート

当時、市販の洋服が効果で手に入れにくく家庭で洋裁が盛んになった為、
特等と1等が裁縫に関係しているようです。
2等と3等はベビーブームを反映したものと考えられているそう。
さすがは林さんです。

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今回このブログを作成するまで林さんの存在を知りませんでした。
年賀ハガキのどこかに「林正治氏考案」の記載があっても良い気がします。

最後までお付き合いくださりありがとうございました!
また次回ブログでお会いしましょう♪


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